アグネス・チャンさんは名門、米・スタンフォード大の大学院で教育学博士号を取得し、3人の息子さんもスタンフォード大学を卒業しています。1人なら凄いな頑張ったんだなで済まされそうですが、3人ともとなると何かコツがあるのでは?その子育て術を実践すれば子供の才能を引き出せるかもしれません。
目次
アグネス・チャンプロフィール
もともと教育に興味があったアグネス・チャンさんは、次男を妊娠中にスタンフォード大学教育学部博士課程へ留学し、長年教育について研究してきました。
- 出身地: 香港
- 生年月日: 1955年8月20日 (64歳)
- 国籍: イギリス
- 職業: 歌手・タレント・エッセイスト・教育学博士
- 配偶者: 金子 力
- 子供: 3男
アグネス・チャンの息子3人はアメリカ・スタンフォード大卒
スタンフォード大学は世界第3位の超名門校です。2019年のランキングで東大は42位で、もはや東大は滑り止め。
息子1人を入学させたのなら本人の努力かな?と思われるかもしれませんが、息子3人全員がスタンフォード大に行っています。
そこには何か子育てのこつがあるに違いありません。
スタンフォード大の大学院で教育学博士号を取得したアグネス・チャンの子育て術とはどんなものなんでしょうか。
アグネス・チャン流子育て術
伸ばすべきは子供の「実践する力」「楽しむ力」「計算力」
「実践する力」を伸ばす
「大切なのは勉強を立体化すること」だと話すアグネスさん。勉強を立体化とは、一体どういうことなのでしょうか?
例えば(授業で)桜について勉強するとなったら、桜を見に行って実際にお花見をする。いろんな体験をさせて授業に行くときには知識がいっぱいあってワクワクする。紙と絵と文字だけで見ている勉強はつまらない。
アグネスさんは、教科書を読むことでその年度に勉強することを把握し、予習として実際に体験させていたというのだ。実際に五感を刺激することで、子供たちが好奇心を持って楽しく前向きに勉強に取り組むようになったと話しています。
「楽しむ力」を伸ばす
例えば歩くときに「ピンクの上しか歩いちゃだめ」「右にしか曲がってはいけない」など、ルールを決めることで遊びながら考える力を刺激していたんだそう。こうした遊びの効果をアグネスさんは強く実感しているそうです。
「いろんな刺激を与えて、そうすると脳に深さができる。それが脳の力になる」とアグネス・チャンさんは話しています。
特別なことをするのではなく、毎日の子供たちとの生活の中で楽しみながら学べる工夫をしてきたというわけですね。
「計算力」を身につける
例えば、オレンジを食べながら引き算をしたり、ケーキを切り分けて割り算をしたりするなど、生活のあらゆるモノを使うことで「五感を刺激する体験」をさせ、計算力を上げていく。
例えば、オレンジが3つあるとき、2人だったらどうしようとか、パパが帰ってきたらどうしよう、おじいちゃんおばあちゃんが来たらどうする?とか、どんどん複雑にしていくんだとか。
ペーパーワークのみでなく具体物を使ってイメージさせることが大事なんですね。
褒めて励ますことで自主性と積極性を引き出す
我が子に対し普通に愛情を持って他の子どもと比べずに育てていれば、その子は自己肯定感を持てるもの。しかし今は人と比べられたり、競争させられたりという場面が社会全体に増えているので、子どもたちは無言のプレッシャーをかけられているのかもしれません。
子どもたちに自分の良さを気づかせてあげることが大事、それで自信を持たせてあげれば、子どもはどんどん伸びていくとのこと。
アグネス・チャン流子育て術・質疑応答
Q:
「アグネスさんがお子さんを叱るときは、どんな時?」
アグネスさん:
一番最初に長男を叱ったのは、嘘をついたとき。試験が70点くらいで、それを隠して見せてくれなかった。
私が発見して、何で?と聞いたら「点数が低いとママが悲しむから」って。そのとき私が心配したのは、「いい点数をとったらママが喜ぶ、悪い点数だったらママが悲しむなんてことはない。君が生まれただけでママは幸せなんだから」というママの愛をどうやって伝えればいいんだろうと思って…怒りはしなかったんですけど、座らせて8時間説教しました。
Q:
「私の子供は10歳です。アグネスさんの子育て術は10歳からでも間に合いますか?」
アグネスさん:
間に合います。もちろん子供は0歳から3歳、3歳から8歳がすごく肝心なんですけど、10歳だったら思春期前ですし、全然間に合います。
もし思春期を過ぎてしまっていても、愛情を伝えることはとても大事で愛していることを伝えるととても良い子に育ってくれるそうです。
アグネス・チャン流子育てまとめ
勉強を日常生活に取り入れ、五感を刺激しながら身に着けていくことが大事なようです。そうすることによってイメージ力が育つというわけですね。
またよく子育てにおいて幼児期が大事と言われますが、やはり愛情をもって育てることが大事だということです。
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